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育毛剤・AGA用語集:テストステロンと男性型脱毛症の関係

男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンが原因で薄毛が起こります。

ハゲや薄毛の原因としてはさまざまなものが挙げられていますが、AGAの場合はほぼ男性ホルモンが主原因です。

しかし、一言で男性ホルモンと言っても、男性ホルモンには何種類か存在しています。その中には、AGAの直接の原因となるものもあれば、原因とはならないものもあります。

「AGAは男性ホルモンが原因で起こる」と言っても、必ずしもすべての男性ホルモンが薄毛化を引き起こすわけではありません。

育毛を行うのであれば、この辺はしっかりと理解しておく必要があります。

今回は、よく薄毛の原因として誤解されている男性ホルモンのひとつ、テストステロンについてです。

テストステロンと男性型脱毛症の関係のまとめ

時間がない方はここだけ読んでもらえればOKです。

テストステロンは筋肉の増量や骨格の発達、体毛の成長など、身体の発達のために不可欠なホルモンです。

また、闘争心や競争心、やる気や性欲を高めるなど、特に男性において重要な心理作用ももたらします。

男性型脱毛症(AGA)に関して言えば、テストステロンは直接の原因となるわけではありません。

テストステロンが5αリダクターゼによって変換されてできた、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンがAGAの原因となります。

つまり、体質的にテストステロンが多かったとしても、5αリダクターゼの働きが弱ければAGAになる可能性は低くなります。

薄毛やハゲを恐れるあまり、テストステロンを増やさないようにする方もいますが、テストステロンが多ければ必ずハゲるというわけでもないので、気をつけてください。

先に述べたように、テストステロンは体の発達や精神面で大切な働きを持っているので、無理に抑え込もうとするとトラブルが出てしまう可能性もあります。

一方で、すでに男性型脱毛症になっている方や、遺伝子検査などで5αリダクターゼの活性が強いことが分かっている方は、過剰にテストステロンが増えないように、ある程度意識して気をつけるのは十分にありだと思います。

テストステロンと男性型脱毛症の関係:少し詳しく

テストステロンの働き

男性では睾丸で90%以上のテストステロンが作られます。また、女性では副腎でテストステロンが作られ、その量は男性の10分の1程度です。

テストステロンは筋肉の増強や骨格の発達、体毛の成長など、身体の発達において大切なホルモンのひとつです。

ホルモンは人間の心理にも影響を与えますが、テストステロンも例外ではありません。

テストステロンが多く分泌されると、競争心や闘争心が高まります。

適度な競争心は勉強やスポーツなどでよい影響を与えますが、一方で過剰なテストステロンは暴力傾向も高めます。

実際、アメリカの心理学者が行った研究では、暴力犯のテストステロン量の平均は高いことが示されています。

また、テストステロンは性欲も高めます。

筋骨隆々とした体の持ち主でヒゲが濃く、さらに髪の毛が薄い人は性欲が強い、というステレオタイプがありますが、必ずしも無根拠というわけではありません。

筋肉の付きやすさ、ヒゲの濃さ、髪の毛の薄さ、性欲の強さは、いずれもテストステロンの影響を受けるからです。

テストステロンは男性型脱毛症(AGA)の直接の原因ではない!

男性型脱毛症(AGA)による薄毛には、確かにテストステロンが関わっているのですが、注意しておきたいのはテストステロンが直接薄毛化を引き起こすわけではないことです。

AGAでは、毛乳頭細胞の働きがおかしくなることによって薄毛化を引き起こします。

健康な毛包では、毛乳頭細胞が髪の毛の元になる毛母細胞に、発毛を促すシグナル(成長因子)を送ります。シグナルを受け取った毛母細胞は細胞分裂を行い、髪の毛が伸びていきます。

ところが、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが増えてくると、男性ホルモン受容体と結合し、毛乳頭細胞の核の中に入り込みます。核内に入り込むDHT+男性ホルモン受容体の結合体が増えてくると、やがて毛乳頭細胞は脱毛を促すシグナルを発し始めます。

この状態が続くと、毛母細胞の細胞分裂の活性が低下し、短く細い、やせ細った髪の毛しか生えないようになってしまいます。そして、最終的に、ハゲと呼ばれる状態にまでなってしまいます。

以上のように、AGAを引き起こすのはジヒドロテストステロン(DHT)であって、テストステロンではありません。

しかし、テストステロンは全く無関係ではありません。

なぜなら、ジヒドロテストステロンの元になるのがテストステロンだからです。

テストステロンを薄毛の原因ジヒドロテストステロン(DHT)に変える5αリダクターゼ

男性では睾丸で90%が作られるテストステロンですが、血液によって全身に運ばれます。もちろん、頭皮にも流れ込み、毛包内で髪の毛の成長に関わっていると言われています。

一方、毛包内には5αリダクターゼという酵素も存在しています。

この5αリダクターゼは、テストステロンをAGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)に変えてしまう働きを持っています。

5αリダクターゼがあれば、必ずAGAとなるわけではありません。5αリダクターゼ自体は普通の人であれば、誰でも体内に持っています。

問題は、5αリダクターゼの活性が強いかどうか、つまり、5αリダクターゼがどれだけテストステロンをDHTに変える働きが強いかです。

5αリダクターゼの活性が強いと、それだけ生成されるDHTの量が増え、AGAになる可能性が増えます(絶対に、ではありません。DHTは男性ホルモン受容体と結合して初めて作用するので、男性ホルモン受容体のDHTに対する結びつきやすさも関係してきます)。

テストステロンが多くても、AGAになるかどうかは5αリダクターゼ次第

テストステロンがどれだけ作られるかは、個々人の体質によって異なります。

テストステロン量が多い人もいれば、少ない人もいます。

しかし、テストステロン量が多いからと言っても、必ずハゲやすいというわけではありません。

5αリダクターゼの活性が弱ければ、テストステロン量が多かったとしても、生成されるDHTの量は少なく、男性型脱毛症になる可能性は低いでしょう。

また、5αリダクターゼの活性がそこそこ強く、生成されるDHTの量がある程度あったとしても、男性ホルモン受容体の感受性(DHTとの結合のしやすさ)が低ければ、これまた男性型脱毛症になる可能性は高くありません。

逆に、テストステロン量が多く、5αリダクターゼの活性が強く、さらに男性ホルモン受容体の感受性も高ければ、男性型脱毛症になる可能性はかなり高いと考えられます。

育毛ではテストステロンを減らすのではなく、5αリダクターゼの阻害が主流

男性型脱毛症による薄毛化に強い影響を与えるのは、テストステロンよりも5αリダクターゼの方です。

従って、育毛治療では5αリダクターゼを阻害する方法が主流の方法のひとつとなっています。

逆に、テストステロン量を減らすような治療は聞いたことがありません。

また、テストステロンは心身の機能に重要なため、過剰にその分泌量を減らしてしまうとさまざまな弊害が起こる可能性があります。

男性ホルモンにせよ、女性ホルモンにせよ、多すぎても少なすぎてもトラブルが起こる可能性があるので、迂闊にホルモン量をいじることはできません。

一方、毛根内のジヒドロテストステロン(DHT)は、脱毛を促進する他にはあまり大切な働きはないと考えられているので、5αリダクターゼを阻害してDHTの生成量を減らすことができます。

ただし、妊娠中の女性や授乳中の女性では要注意です。

男の子の胎児や乳児の生殖器の形成において、ジヒドロテストステロンは大きな役割を果たします。従って、胎児や乳児のに5αリダクターゼを阻害する成分を摂取させると、取り返しのつかないことになってしまいます。

もちろん、胎盤や母乳を介してつながっている母親の使用も絶対にNGです。

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