喫煙とハゲの関係―タバコを吸うと薄毛になるのは本当か?

昔から薄毛やハゲは一部の男性にとって悩みの種でしたが、その原因について経験的にさまざまな説が出されてきました。今回は喫煙と薄毛の関係について検証してみました。

喫煙するとハゲる説の根拠

喫煙するとハゲるという説ではいろいろな原因が挙げられています。主要なものは以下のとおりです。

  • 頭皮の血行が悪くなる
  • 男性ホルモンの増加
  • ビタミンCの破壊
  • コレステロールの増加

喫煙すると頭皮の血行が悪化する

一般的に喫煙すると血管が収縮し、血流が悪化すると言われています。

血行不良と薄毛の関係についてはまだ詳しいことは分かっておらず、血行不良だけで深刻な脱毛状態になることは少し考えにくいで。

しかし、それでも髪の毛を作る細胞分裂には多くの栄養と酸素が必要なので、血流の悪化によって毛乳頭細胞に流れ込む血液量が減った状態が続くと、よくない影響があることはほぼ間違いないです。

テストステロンが増加する

タバコを吸うと体内の男性ホルモン、テストステロン量が増えるという研究報告もあります。

テストステロン自体はAGAによる薄毛を引き起こすものではありませんが、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5αリダクターゼの活性が高いと、結果的にDHTが増え、薄毛につながります。

周知のとおり、DHTが毛乳頭細胞に結合することで、髪の毛のもととなる毛母細胞の細胞分裂が阻害されてしまうからです。

ビタミンCの破壊

ビタミンは体内でさまざまな働きを行いますが、中でもビタミンCは栄養の吸収を促進する作用があります。当然、髪の毛が健やかに成長して伸びるためには、適切な栄養分が必要です。

ビタミンCが不足して髪の毛が抜けてしまうほどニコチンを摂取することは考えにくいですが、それでもAGAによってすでに毛髪が弱っている場合、髪の毛に追い打ち的にダメージを与える可能性はあります。

ニコチンはその他にも、血流を改善するビタミンEも破壊してしまいます。上述のように、髪の毛が大量に抜けてしまうほどの血行不良が

コレステロールの増加

ニコチンには体内の中性脂肪を増加させる作用があります。いわゆる悪玉コレステロールと呼ばれる物質です。

多少中性脂肪が増えたところでただちに悪影響がでることはありませんが、一定量を超えると血流が阻害され、動脈硬化に至ることもあります。

血管が中性脂肪で詰まると毛細血管まで十分な血液や酸素が行きわたりにくくなり、頭皮の血流が悪化、結果的に髪の毛の成長に悪影響が及ぼされます。

タバコ自体は薄毛化に大きな影響を与えない?

男性型脱毛症(AGA)とは、主に悪玉男性ホルモンと呼ばれるDHTの作用によって起こる薄毛化です。

それでもタバコは健康によくないのでオススメではないです

喫煙するかしないか、究極的には個人の自由ですが、基本的には健康に悪影響を及ぼすのでやめることをオススメします。最近では喫煙スペースもなくなっていますし、何よりも値段が高くなる一方ですからね(笑)

現状の研究成果を考慮すると、タバコは確かに致命的に薄毛化を加速させる可能性は低そうです。ですが、すでにAGAを発症している場合や、不健康な生活で髪の毛が弱っている場合、喫煙によって摂取したニコチンは、毛髪にさらにダメージを与えます。

とは言え、日常的にかなりの量のタバコを吸っていた方が、いきなり禁煙しようとしても、かえってストレスをため込んでしまう可能性もあります。ストレスもまた直接AGAを引き起こすわけではありませんが、過剰になると髪の毛によくない影響を及ぼすリスクがあります。

禁煙をするのであれば、なるべくストレスがたまらないように徐々に行いましょう。

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